京都六地蔵巡り

京都では、8月22日、23日に、京都の出入り口(街道沿い)六ヶ所に
祀られた地蔵尊をめぐり、無病息災・家内安全・家運繁栄を祈願します。
これを「六地蔵巡り」といいます。

各寺院でいただいた六色のお札(お幡<おはた>)を
家の入り口につるして一年間の護符とします。

地蔵尊は小野篁(おののたかむら)が作ったものと伝えられています。
平安時代の初め篁公が熱病を患い意識を失って、地獄に落ちた人々の
苦しんでいる姿を見ました。その時一人の僧が人々の苦難を救っている
場に出会いました。その僧は「私は地蔵菩薩である」と名のられ「この
地獄だけでなく、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上など六道の迷いの世界を
巡りながら縁のある人々を救っている。全ての人々を救いたいが、
縁のない人を救うことはできない。私にとっても残念な事だ。貴方は
この地獄の苦しい有様と地蔵菩薩の事を人々に知らしめて欲しい」と
聞いて蘇った篁公は、木幡山から一本の桜の木を切り出して、六体の
六体の地蔵菩薩を刻み納めました。(大善寺の説明板より)

地蔵尊は初め伏見六地蔵の地にあった。後白河天皇は、都の守護、
都往来の安全、庶民の利益結縁を願い、平清盛、西光法師に命じ
街道の出入り口六箇所に一体ずつ分置された。(徳林庵の説明板より)

 

地蔵名街道名寺名住所 連絡先
伏見六地蔵奈良街道大善寺京都市伏見区桃山西町六地蔵
075(611)4966
鳥羽地蔵大阪街道浄禅寺京都市南区上鳥羽岩ノ本町
075(691)3831
桂地蔵山陰街道地蔵寺京都市西京区桂春日町
075(381)3538
常磐地蔵周山街道源光寺京都市右京区常盤馬塚町
075(872)8157
鞍馬口地蔵若狭街道上善寺京都市北区鞍馬口通寺町
075(231)1619
山科地蔵東海道徳林庵京都市山科区四ノ宮泉水町
075(581)0019

京都六地蔵巡り@
伏見の六地蔵
 
 
京都六地蔵巡りA
鳥羽地蔵
  桂地蔵
 
京都六地蔵巡りB
常盤地蔵
鞍馬口地蔵
山科地蔵


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